
最近のスマートフォンは、カメラの性能がとても良くなりました。
特にiPhoneのカメラは高画質で、きれいな写真が誰でもかんたんに撮れるようになっています。
でも、そのぶん1枚あたりのファイルサイズが大きくなりがちで、SNSやメールで共有するときに困ることもあります。
そこで、この記事ではスマホで撮影した写真を3MB以下にする方法について、iPhoneとAndroidの両方で使えるテクニックをご紹介します。
誰でもすぐに使えるように、アプリの使い方や標準機能の設定など、やさしく説明していきます。
写真の保存枚数とストレージの使い方を知っておこう
1枚の写真のサイズが3MBだった場合、どれくらい保存できるか知っていますか?
10,000枚保存すると、およそ30GBの容量を使います。
もしスマホのストレージが128GBあるなら、最大で40,000枚の写真を保存できます。
これだけ保存できれば、家族との思い出や旅行の記録もたっぷり残しておけますね。
ただし、スマートフォンにはアプリや音楽、動画なども保存されるため、写真だけで使い切るわけにはいきません。
iPhoneでは「ストレージを最適化」という便利な機能があり、オリジナルの写真をiCloudに保存して、スマホ本体には容量の小さい軽いデータだけ残しておくことができます。
こうした工夫をすれば、写真も他のデータもバランスよく保存できます。
| データの種類 | 容量の目安 | 128GBで保存できる目安 |
|---|---|---|
| 写真 | 1枚3MBで10,000枚=30GB | 約40,000枚 |
| 動画 | 1分150MB、1時間で9GB | 約14時間分 |
| 音楽 | 1曲10MB、100曲で1GB | 約12,000曲 |
写真を3MB以下にするには、画素数と解像度がカギ
ファイルサイズを小さくするには、写真の画素数や解像度も見直す必要があります。
画素数が高いと写真はとてもきれいに見えますが、その分ファイルサイズが大きくなります。
一般的なスマートフォンでは、写真1枚で1200万画素~1600万画素になることが多く、それがサイズが大きくなる理由のひとつです。
もし3MB以下におさえたい場合は、800万画素〜1200万画素の設定にするとちょうど良いサイズになります。
iPhoneやAndroidの一部機種では、カメラアプリの設定から解像度を調整できる機能もあります。
写真を撮るときにこの設定を活用すれば、撮影直後からファイルサイズを抑えることができます。
iPhoneで写真を3MB以下にする方法とは?
iPhoneユーザーが写真を3MB以下にしたい場合、いくつかのやり方があります。
特別なアプリを使わなくても、iPhoneに最初からある機能を上手に使えば、十分にファイルサイズを小さくできます。
たとえば、「設定」アプリから「カメラ」→「フォーマット」→「高効率」を選ぶと、新しく撮る写真が自動的にHEIF形式で保存され、サイズが小さくなります。
また、写真をメールで送るときに「小」「中」「大」「実際のサイズ」と選べる画面が出てくるので、「小」や「中」を選べば、その場で圧縮できます。
これらの方法はiPhoneの標準機能で使えるので、誰でもかんたんに始められます。
このように、iPhoneでは写真の撮り方や送信方法を少し工夫するだけで、3MB以下にする方法がいくつもあります。
iPhone向けのおすすめ写真圧縮アプリ
もしもっと細かく調整したいなら、写真圧縮アプリを使うのもよい方法です。
iPhone用にはたくさんの便利なアプリがあり、自分に合ったものを選ぶことができます。
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Compress Photos:写真を選んでボタンを押すだけ。複数の画像を一度に圧縮できます。
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Image Size:画像のサイズや解像度を自分で調整できて、圧縮前後の比較もできます。
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Photo Compress:操作がかんたんで、段階的に画質を選べます。スピーディーな圧縮が可能です。
アプリを使えば、画質とサイズのバランスを自分で決められるのが大きなメリットです。
「写真をキレイなまま、小さくしたい」という人にはぴったりです。
メールアプリを使って写真を圧縮する方法(iPhone)
iPhoneで撮った写真を3MB以下にしたいときは、メールアプリを使うのもとても便利です。
この方法は、アプリを新しく入れる必要がなく、標準のメールアプリだけで完結します。
まず、新しくメールを作成し、写真を添付します。
そのときに「サイズを選んでください」と表示されるので、「小」「中」「大」の中から選びます。
「小」や「中」を選べば、写真は自動的に圧縮され、3MB以下に抑えることができます。
このやり方はとても手軽なので、iPhone初心者にもおすすめです。
特に急いで写真を送りたいときに、すばやく対応できます。
写真を送るときの注意点(iPhone・LINE・メール共通)
写真を誰かに送るときは、ファイルサイズだけでなく、送る方法にも注意が必要です。
たとえば、メールで写真を送るときは、1通あたりの容量制限に気をつけましょう。
一般的なメールサービスでは、10MBを超えると送信できないことがあります。
そのため、3MB以下にしておけば、安心して送信できます。
また、LINEで写真を送るときには、自動で画質が落ちることがあります。
「オリジナル画質で送る」を選べば、高画質のまま共有できますが、その分データも大きくなります。
送る相手や使う目的に合わせて、画質やサイズを調整しましょう。
iPhoneの機種ごとに写真サイズや保存可能枚数が違う
iPhoneは機種によって、撮れる写真のサイズや保存できる枚数が違います。
たとえば、iPhone Proシリーズは高性能なカメラを搭載しているため、写真1枚のサイズも大きくなります。
その分、暗い場所でもきれいに撮れたり、プロ仕様のRAWデータで保存できたりします。
一方、iPhone SEや無印モデルは、写真の画質も十分きれいですが、ファイルサイズはやや小さめです。
日常使いならこのタイプで十分という人も多いです。
ストレージの容量も64GB・128GB・256GBなど選べるので、写真をたくさん保存したいなら大きめの容量がおすすめです。
iPhone標準機能を活用して写真サイズを自動で小さく
写真を撮るときに、あらかじめサイズを小さくできると、あとからの圧縮作業が不要になります。
iPhoneの設定で、「高効率(HEIF)」を選ぶだけで、自動的にサイズが小さくなります。
また、Live PhotosやHDRなどの機能をオフにするだけでも、データサイズを減らすことができます。
撮影のときに明るい場所で撮るようにすると、ノイズが少なくなり、圧縮しても画質がきれいに保てます。
このように、ちょっとした設定変更で、写真を3MB以下にしやすくなるのです。
圧縮した写真は画質をしっかり確認しよう
圧縮したあとの写真は、画質が落ちていないかをよく確認しましょう。
画面で見たときはきれいでも、印刷してみたら粗く見えることもあります。
まずは、写真アプリで圧縮前と圧縮後の写真を並べて比べてみましょう。
また、パソコンやタブレットなど、画面の大きいデバイスで見てみるのもおすすめです。
プリントしてみると、小さな違いがよくわかることもあります。
SNSやLINEで送る前にも、プレビューでどんなふうに見えるか確認しておくと安心です。
まとめ|iPhoneでもAndroidでも、写真は工夫次第で3MB以下にできる
この記事では、スマートフォンで撮影した写真を3MB以下にする方法を、iPhoneとAndroidそれぞれについて紹介してきました。
どの方法も、ちょっとした工夫でできるものばかりです。
iPhoneなら、標準機能やメールアプリで手軽に圧縮できます。
アプリを使えばさらに細かく設定できますし、LINEやオンラインサービスも便利です。
圧縮後は画質の確認も忘れずに。
目的に合わせて、適切なサイズと画質を選んで、写真をもっと気軽に楽しみましょう。